2024.11.19
2024.11.19
SDGsとDX~社内人材育成が目標達成の鍵に!
- 文字で構成されています。
※この記事内容は
社会の様々な場所で目にするSDGs(エスディージーズ)。企業のDX推進がSDGs達成の鍵となる理由とは?
SDGsとは
SDGs(Sustainable Development Goals)は、日本語で「持続可能な開発目標」と訳され、2015年の国連サミットで採択されました。誰一人取り残さない社会のために定められた17の目標で、2030年が達成年限となっています
多くの課題を抱える現代社会において、国家や国際機関だけでなく、企業・団体、そして消費者に至るまで、あらゆる主体がSDGs達成に向けて積極的に取り組んでいます。特に企業は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することで、SDGsの目標達成に大きく貢献できる可能性を秘めています。
SDGsの17の目標(出典:外務省ホームページ)
(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/statistics/index.html)
企業のDXとSDGs
企業においても、社会的責任の一環として求められる取組みは多くありますが、DXによってSDGsの多くのテーマに道筋が見えてくる可能性があります。
まず挙げられるのは、目標9(産業と技術革新の基盤をつくろう)です。目標9は、持続可能な産業基盤の構築や、イノベーション促進、インフラ整備を目指していますが、DXはこれらの目標を達成するためのカギとなります。
AIによる製品開発や、顧客データを活用してカスタマイズされたサービスなど、新たな価値によって競争力を向上させるためには、データサイエンスやAIのスキルが大きな力になるでしょう。また工場でのロボット導入や業務自動化によって生産性向上やコスト削減が進みます。
これらの知識・スキルは、企業が従業員向けに十分な教育機会を提供することで、身につけさせることが理想的です。そうすることで競争力や生産性の向上が期待されます。
そして、自社内だけでなくサプライチェーン全体にもその知識を共有することで、DXの波が中小企業にも広がります。これにより、中小企業の技術革新や効率化が進み、持続可能な産業構造が強化されるでしょう。
一方、目標12(つくる責任 つかう責任)で示されたように、企業は、生産から消費にわたって持続可能な態勢を実現する必要があります。資源の使い過ぎや、過剰な生産、環境汚染や廃棄物の発生などが問われます。
IoTセンサーデータをインターネット経由で収集・送信するセンサーのこと。やブロックチェーン技術データをみんなで共有して記録し、改ざんされにくくする技術のこと。を使って、在庫管理の効率化と透明性向上ができるでしょう。ここでも働く人にはそのスキルとして、IoTやデータ分析、デジタルツールの使用法やAIの活用などを学ぶ必要があります。
従業員がこれらの技術を理解し、実際に業務で使えるようになるためのDX研修が、重要なステップになるでしょう。
社員のキャリア・働き方にも
目標4(質の高い教育をみんなに)の観点から見ると、従業員が身につけたスキルは、企業内部だけでなく従業員個人のキャリアの発展につながり、社会全体の教育水準の向上といった社会的責任を果たすことにもなります。
企業は、社内教育を通じて、従業員が最新のデジタル技術に適応できるようサポートすることが重要です。
DXの推進は、目標8(働きがいも 経済成長も)の実現にも貢献します。テレワークの導入や業務の自動化など、DXを活用することで生産性が向上し、従業員のワークライフバランスの改善につながります。
AIやRPAを活用した業務効率化ツールやクラウド環境を使って、従業員が柔軟に働ける環境を構築しましょう。
まとめ
企業がSDGsの目標を達成しつつ、持続的に成長していくためには、従業員がDXに対応できるスキルを持ち、業務改善とイノベーションを推進できる体制を整えることが重要です。
これらは、DX研修を通じて実現可能です。インソースデジタルアカデミーでは、DXを通じて企業が社会的責任を果たし、成長していくための研修を多数ご用意しています。
※本記事は2024年11月19日現在の情報です。
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