01.IDAが考える2024年の潮流
ChatGPTが与えるインパクト
ChatGPT登場のインパクトはスマートフォンの登場に匹敵し、2024年はスマホ登場の2年目と同様のインパクトがあると考えています。
ChatGPTを活用した様々なサービスが登場し、周辺サービス・商品も一気に拡大する可能性が高いでしょう。 過去の事例として、自動車の普及が挙げられます。高速道路の建設やガソリンスタンドの普及、オートリースの拡大等、新たな周辺業界がマーケットに登場しました。
今後の展開
ChatGPTを効果的に活用することで、2040年まで続くと言われる人手不足を抜本的に解消する可能性があります。例えば、生産現場のロボットを動かすプログラムにChatGPTを組み込むことにより、より複雑で大量のタスクをロボットがこなせるようになると当社は考えております。
02.現時点のChatGPTの得意分野
ChatGPTを優秀な部下にする
ChatGPTは自身の優秀な部下として捉えることが大事です。つまり、最終判断は人間が行うということです。自分の判断軸を構築できている人はChatGPTを部下として使えますが、そうでない人はChatGPTに部下として使われることになってしまうかもしれません。まずはChatGPTがどんなことが得意かを把握しておきましょう。
アイデアの創出
論点の明確化にあたり、壁打ち・ブレスト相手として自身の気づかない点を提示してくれる点は大いに有効です。
翻訳業務
一般的な翻訳はChatGPTの最も得意とする分野の一つです。 例えば、日本語から英語、英語から日本語と繰り返すことにより、文書として完成度を上げることができます。
資料のドラフト作成
資料作成は第一稿を作成するまでに意外と時間がかかります。 ChatGPTにてまず素案をつくり、改善していくことが資料作成の近道になります。 ただし企業機密の入力はできないので、あくまでシナリオづくりとして使いましょう。
文書校正や要約作成
一般的な要約はかなり高精度で出力できます。
しかし、自組織・自身にとって重要な部分を抽出するためには、かなり詳細にプロンプトを作成する必要があります。
03.ChatGPTの普及に伴うリスク・懸念事項
ChatGPTを活用するにあたっては、ハルシネーションと呼ばれる事実に基づかないもっともらしいウソを出力することもあるため、使用には留意が必要です。
また、ChatGPTの制作物には現在、下記のような整理すべき点があります。
- AIにより作成された生成物に著作権はあるのか
- AI生成物の著作権はどこに帰属するか(OpenAI社の利用規約では、現時点ユーザーに帰属し商業利用が可能な旨の記載あり)
- 強制学習のプロンプトに他者の著作物を入力することは
著作権侵害にあたらないか - AIが生成した著作物が他社の著作物と類似した場合、
著作権侵害にあたらないか
金融や医療・法律等の専門的な知識が必要とされるコンテンツにChatGPTを利用する場合は、業規制違反に当たらないようにしなければなりません。商業利用する場合は、各専門知識を保有する人間が出力された文章をを確認する必要があります。
04.ChatGPTと共存し、より豊かに生活するために
OpenAI社の創業者アルトマン氏は新ムーアの法則として、「人工知能の能力は1年半で倍増する」と主張しています。
AIの進化により、われわれ人間しかできないことを追求していく必要があります。 人間の知的存在価値の再定義が必要となりますが、当社はその定義を「判断する能力」であると考えます。
判断能力は、成功・失敗といった実際の経験で養われます。その前提となるのは挑戦・チャレンジすることです。よってDX(デジタルトランスフォーメーション)の基盤であるチャレンジする文化をいち早く社内に取り入れ、チャレンジ経験があるメンバーを多く保有する組織が、より価値のある商品・サービスを提供できるようになるという事です。
当社は、チャレンジする社員を育成するためのDX研修を数多く揃えております。
皆さまの会社・組織が生成系AI ChatGPTが爆発的に普及する世界で、発展することをお手伝いします。
ChatGPT研修一覧
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半日研修
ChatGPT理解研修~導入事例やリスクを知り、組織での活用方法を検討する
ChatGPTの導入事例・リスクを知り、組織としてどのように生成系AIを扱うべきか検討する
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半日研修
GPT-4理解研修
~話し言葉でプログラムが書けるCode Interpreterで業務を効率化するChatGPTの「Code Interpreter」の活用方法を知り、組織への導入の検討材料にする
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2024 AUTUMN
DXpedia® 冊子版 Vol.2
Vol.1の「ChatGPT時代」に引き続き、「サイバーセキュリティの今」をテーマにMS&ADインターリスク総研株式会社との対談など、近年注目が集まるセキュリティ問題についてご紹介しております。
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【巻頭対談】サイバー攻撃への備え 従業員教育が欠かせない
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「復旧まで1カ月以上」が2割〜国内のランサムウェア被害調査
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サイバーセキュリティ今昔物語
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【コラム】白山から宇宙へ~アポロが生んだ技術の大変革
2024 SUMMER
DXpedia® 冊子版 Vol.1
「ChatGPT時代」をテーマにDXpedia®で人気の記事を冊子にまとめました。プロンプト例を交えた解説や、様々な場面での活用法をご紹介しています。生成系AIの特性を正しく理解し、ひとりの優秀な部下にしましょう。
Index
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プロンプトでAIをあやつる~前提や体裁を正しく指示して完成度UP!
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AIそれはデキる部下~インソースグループの生成系AI研修
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AIと作る表紙デザイン~生成系AIを有能なアシスタントにしよう
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【コラム】白山から宇宙へ~未来を切り拓くSX(
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2023 AUTUMN
Vol.12 今日からはじめるDX
Vol.12は「中堅・成長企業でのDXの進め方」がテーマです。他社リソースを上手に活用するために身につけたい「要求定義と要件定義」を解説しました。 2人の「プロの目」によるDXの取組みへのヒントに加え、身近なアプリではじめるDXを活用事例とともに紹介します。DXお悩みQ&Aでは、中小・成長企業特有の事例を取り上げました。DXをはじめるなら「今」です。
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2023 SPRING
Vol.11 DX革命 第二章~着手から実践へ
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2020 WINTER
Vol.04 DX革命
Vol.04はDX推進のための効果的な手法がテーマです。DXは喫緊の経営課題である一方、IT人材不足や高いシステム導入コストにより実現が難しいと捉えられがちです。そこで本誌では、今いる人材で低コストに推進するDXについてご紹介しております。
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