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2023.10.02

2024.12.05

組織のDXが進まない3つの理由と対策

※この記事内容は

文字で構成されています。
組織のDXが進まない3つの理由と対策

DXという言葉が急速に広がっています。

実際にDXの取り組みが進んでいる企業と、
行動に踏み出せない企業の二極化が進みつつあるという指摘があります。

それではなぜDXの取り組みが進まない企業があるのでしょうか?
3つのパターンを見ていきましょう。

1.WHY DXの目的が分からない

経営陣がDXのビジョンを描けていないパターンです。
企業はDXを推進する理由や目標を明確に定義する必要があります。

なぜDXを進めるのか、それが組織や顧客に
どのような価値をもたらすのかを理解することなく、
IT部門に丸投げしている状態が続くと取り組みが散漫になり、成果が出にくくなります。

DXの目的を明確にし、それを社内外で共有することで、
組織全体が目標に向かって一丸となり、DXを推進する方向性が確立されます。

2.WHAT どうすればDXになるのか分からない

DXという言葉は知っていても、何がDXになるかを理解していないパターンです。
IT・デジタルについて理解が不足しているために発生します。

IT部門しか取り組むことができないため、
DX・ITに関する 推進が具体的な指示に落とし込めず、
役割分担が不明確、指示が不明瞭、各部門で方向性がバラバラ...
といったことが起こりえます。

このパターンではDXとは何かを理解することによって解決を図れるでしょう。

3.HOW どのようにすればDXが進むかわからない

DXで何をするかは理解しているが、どうすればいいかがわからないパターンです。

「使いたい技術」ありきになって、どう使うかが明確にならず、
ビジネスの改善につながりません。
様々な事例を知っていても、自社にどのように適用させるか分からないために、
DXがうまく進まずに失敗します。

このパターンでは、自社の課題を明確にし、DXがどのように貢献できるかを
理解することが解決のために重要だと考えられます。

いずれもDXの推進を妨げているのは、DXの正しい知識の不足によるものです。

DXが進まない背景を理解した上で、
それぞれの課題を乗り越えるための具体的な対策を考えてみましょう。

WHY DXの目的が分からない→ビジョンの策定と DX推進チームの設置

全社的なDXのビジョンやミッションを策定し、
それを基に具体的な行動計画を策定することが求められます。

また、DX推進チームの設置はIT部門だけでなく、各部門からメンバーを選ぶことで、
各部門のニーズを正確に把握し、DXの目的を明らかにすることができます。

WHAT 何をすればDXになるのかがわからない→ 経営者研修の実施

経営者は、利益源がデジタル空間に移行していることを理解し、
DXのビジョンを示す必要があります。
新人や若手だけの研修では組織を変革することはできません。
経営者自身がDXの価値をしっかりと理解するための研修が必要で、
その後に組織全体への研修を実施すべきです。

HOW どのようにすればDXが進むかわからない→外部ネットワークを作る

DX強化のために、外部ネットワークを作り支援体制を構築して、
活動を実施した時に発生する課題を解決するための助言を受けられるようにします。
新しい技術や手法を共有しながら、自社の課題解決に役立てる取り組みを進めると効果的です。

DXの進展は一時的なものではなく、継続的な取り組みが必要となります。
成功するためには、経営陣の強いリーダーシップと全社員の協力が必須となるでしょう。
変革の過程で出てくる障壁や課題を共有し、
それを乗り越えるための具体的な行動を起こすことで、
企業は真のDXを実現することができるのです。

※本記事は2024年12月05日現在の情報です。

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