2025.01.09
2025.01.28
クラウド初心者のためのAWS入門
- 文字で構成されています。
※この記事内容は
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クラウドの技術はDXにおいても重要な技術の1つとして注目を集めています。今回の記事では、クラウドの基礎知識と世界的に有名な企業のAmazonが提供するクラウドサービスであるAWSについてご紹介いたします。
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クラウドとは
クラウドとは、仮想化技術を活用してデータをインターネット上に保管する仕組みです。
雲(クラウド)の中にある仮想のサーバなどの設備を使用することからクラウドコンピューティングとも呼ばれ、ゲームや動画配信などのリアルタイムでデータのやり取りから、業務システムの構築やデータ分析・機械学習など幅広く利用できるのが特徴です。
クラウドを利用することで、ユーザーはスマートフォンやパソコンなど自分の端末にデータを保存する必要がなく、ネットを通じていつでもどこでもデータにアクセスすることができます。
オンプレミスとの違い
従来の自社で運用・管理しているサーバやネットワーク機器などの設備はオンプレミスと呼ばれ、提供するサービス内容や事業規模によって設備をカスタマイズすることが可能です。
しかし、自社でサーバなどの設備を購入・維持するためにコストが高くなってしまい、さらにアクセス集中負荷などに対応できるように安全性を考慮して余分な設備を確保する必要があります。
クラウドを導入するメリット
対してクラウドではオンプレミスで抱えていた問題を解決することが可能です。サーバやネットワーク機器などの設備をインターネット経由で利用できるため、自社で設備を管理する必要がありません。
事業規模の大きさによって必要となるIT環境の設備の追加・削除することも可能で、さらに使用した分だけを支払う従量課金制をベースとした料金体系を採用しているため、コスト面でも柔軟に対応できるのが特徴です。
AWSとは
AWS(Amazon Web Services)は、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称です。
元々はAmazonが持っていた膨大なサーバやネットワーク機器などの設備の一部を「サービス」として他社に提供したところから始まり、今では提供するサービスは200を超え、世界中で広く利用されています。
AWSを使ってできること
種類やラインナップも豊富なAWSのサービスですが、サービス範囲が多岐にわたるため、実際に必要なサービスを選択するのが初心者には難しいという部分もあります。
そこで、こちらの章ではAWSを使ってできることをよく使われる主なサービスと一緒に解説していきたいと思います。
仮想サーバの構築
Amazon EC2は仮想サーバを提供するサービスです。Webアプリケーションなど幅広い用途で使用されるサーバの起動や停止を簡単に実行できます。また、突発的なアクセス集中にも耐えられるように自動で稼働するサーバを増加させる機能もあります。
データの保管
Amazon S3はAWSが提供するストレージサービスです。データのバックアップやアーカイブにも対応できるので、データの長期保存におすすめのサービスです。またS3にホスティングを設定することでWebサイトとしても活用できます。
データベースの利用
Amazon RDSは一般的によく使われるMySQLや PostgreSQL、Oracle Databaseなどのデータベースエンジンを使用することができます。障害発生時に待機中のデータベースへの自動切り替え、S3への自動バックアップ機能、読み込み専用のデータベースを複製することも可能です。
動画などのコンテンツ配信
Amazon CloudFrontはCDNの機能を持ったマネージドサービスです。ユーザーからリクエストがあった際に自動的にユーザーが最も近いデータセンターにアクセスできるように振り分けることで、動画などのコンテンツを高速配信することができます。
データ分析
Amazon AthenaはS3に格納されたデータを使用してデータ分析ができるサービスです。Amazon QuickSightと呼ばれるBIツールと連携することで、分析したデータの可視化を実現できます。
サーバリソースやアプリケーションの監視
Amazon CloudWatchを使用することで、サーバやアプリケーションの利用状況を確認することができます。アラームを設定することで、利用料金が一定の値を超えた場合にメールやSMSで通知を受け取れる設定することもできます。
まとめ
今回はクラウドやAWSの代表サービスについてご紹介させて頂きました。AWSのサービスは多岐にわたり、サーバやネットワーク関連の難しい用語などもあるので初学者は特に難しく感じると思います。
インソースデジタルアカデミーでは、新人プログラマーの方やIT企業に入社した方向けのAWSについて学べる研修をご用意しております。実際に手を動かしながら学べる研修内容になっておりますので、ぜひご興味のある方は当社までお問合せください。
※本記事は2025年01月28日現在の情報です。
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